インタビュー

先生は裁判所の書記官をされていたとのことですが、司法書士として、現在の事務所運営の上で、この時の経験はどのように役立っておりますでしょうか。

私は約１７年間裁判所書記官として働き、その間に民事訴訟をはじめ多くの手続を経験しました。この経験は、一つの問題を様々な視点から分析し、依頼者にとって本当に利益となる判断をするために非常に役立っていると思います。これは、試験勉強や大学の講義など机上でのみ習得した法知識だけでは難しいのではないでしょうか。

さらに、実際に経験した者にしかわからない裁判所側の視点を熟知していることも、この仕事をやっていくうえで役立っていると思います。裁判所の各手続は、どのような手続であれ最終的に是非を判断するのは裁判所（裁判官）です。そのため、裁判手続の実際を理解し、裁判所（裁判官）の意思を理解（推測）できる能力は適切な事務遂行のために重要だと言えます。

これからもこういった経験を生かして依頼者の方のサポートをしていきたいと思っています。

先生は相手のお話しをじっくりと丁寧にお聞きするということをポリシーとしてお持ちのようですが、これはどのようなお考えからでしょうか。

これも裁判所に勤務していた頃の経験に基づきます。裁判所書記官という立場柄、窓口や電話で色々な方のお話を伺ってきましたが、その中で、「悩み事がそもそも法律の話なのかわからない。」「相談先がどこなのかわからない。」という方が非常に多くいらっしゃいました。

そのため、適切な問題解決のためには、最初にじっくり丁寧にお話を聞くことが大切だと感じました。お互いの時間や費用を無駄にしないためにも、又、信頼関係構築のためにも必要だと思います。誰かに親身に聞いてもらったというだけで気持ちが落ち着いてほぼ解決されてしまうような問題もあります。また、当事務所で話をすることにより、より適切な相談先が見つかればそれはそれで問題解決の糸口となるのではないでしょうか。私は「初めに時間を惜しまず話をじっくり聞く事務所」＝「良い事務所」だと考えています。

今後一般の方が個人では解決できないような身近なトラブルに巻き込まれるようなことが増えるとお考えでしょうか。

増えると思います。現在の社会では、日常生活のどこでどういったトラブルに巻き込まれるか予想できないと思います。そして、それに合わせるかのようにインターネット上には様々なトラブル解決のＱ＆Ａ的なものが掲載されています。しかしながら、これらは決して万能のものではありません。抱える悩みはひとそれぞれ違いますし、必ずしも正確な情報ばかりではありません。また、情報が膨大すぎて逆にベストな判断ができなくなってしまうおそれもあります。

明日は我が身ではありませんが、いつ起きるかわからない身近なトラブルのために、すぐに相談できる相手として当事務所を覚えておいていただければ幸いです。

最後にこのホームページを見て御事務所に相談したいと考えている方に一言お願いします。

身近な悩みごとがある方は、まずはお気軽にご相談ください。独りで考えていても時間ばかりが過ぎていってしまいます。ご相談は無料ですのでご遠慮なくお問い合わせください。

インタビュー：法律相談お探しネット（http://www.houritsu-navi.com/）